地球温暖化
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*気候変動に関する政府間パネル(IPCC) [#y8b66bf1]
IPCC(Intergovernmental Panel on Climate Change、IPCC)と...
-温暖化:もっとも信頼できる見積もりによると、地球表層気温...
-1万年前から表層温度は低下してきたが、産業革命以降、上昇...
#ref(temperature.JPG)
*気候最適期 [#u3b50ab9]
7千年~5千年前ころ、現在よりも気温が2~3℃高い温暖な気...
-この時期には 熱帯収束帯が北上していたこと, モンスーン活...
--アフリカからアラビア半島,中近東および中国大陸は,現在よ...
--また,サハラは草原で覆われていたらしく,サハラ砂漠に狩猟...
--古代エジプトにおいてはナイル河が氾濫を繰り返すほど多雨...
--日本ではこの温暖な時期を縄文海進とよんでいる。北海道か...
-医学研究によれば、高温低湿の気候が人間の身体に最適で、低...
*氷河期と間氷期:現在は間氷期 [#ga330253]
氷期(氷河期)地球には、過去何度も氷期が訪れており、比較...
-直近のヴュルム氷期(7万年~1万8千年前)の海面は、今よ...
*南極の氷床コアによる過去40万年間の気温、二酸化炭素濃度、...
-42万年の間に4回の周期性をもつ変動が観測されている。コ...
--この10万年の周期から、現在は間氷期にあり、これから寒...
#ref(CO2-temperature.JPG)
*温暖化の報告 [#x1aa2ed4]
-自然科学的根拠:人間による化石燃料の使用が地球温暖化の主...
--二酸化炭素の増加は、主に人間による化石燃料の使用が原因...
--二酸化炭素は、人為起源の温室効果ガスの中で、最も影響が...
--1750年以降の人間による活動が、地球温暖化の効果(正の放...
-直接観測の結果
--1906年~2005年の気温上昇幅は0.74℃である。1956~2005年の...
--平均海洋温度は、少なくとも水深3000mまでは上昇している。...
--20世紀中の海面上昇量は0.17(0.12~0.22)mと推定される。こ...
--約12万5千年前、現在よりも遙かに気温の高かった時代、両極...
-気候変化の予測結果
--今後20年間の気温の上昇ペースは10年当たり約0.2℃と予想さ...
--世紀末における平均気温の上昇幅の予測結果は、今後の人為...
--海面の上昇量の予測結果は、今世紀末において18~59cmと予...
--温暖化により、陸域と海域における二酸化炭素の吸収量が減...
-将来の影響に関する現時点での知見
--生態系 :陸域の生態系による炭素の吸収量は今世紀半ばに飽...
--1.5~2.5℃の平均気温上昇により、約20~30%の種の動植物が...
-長期的な大規模な変化
--1~4℃の平均気温上昇により、数世紀または数千年の間に4~6...
--炭素1トン当たりの社会的コスト(social cost of carbon:SCC...
*温室効果ガス [#z5003c1a]
炭素循環全体を見ると、毎年約2,100億トンの二酸化炭素が自然...
-温暖化の研究ではコンピュータモデルを用いた気候研究が行わ...
--温室効果モデルによれば地上よりも対流圏中層の気温が上が...
--年間排出総量の1%から2%が増加していることになるが本...
--観測地点の選定や都市化の影響等を受けた近年の気温測定に...
-大気中の濃度は、1750年の産業革命が始まってから、二酸化炭...
--ならば何故、縄文時代の海面上昇は、あれほど高かったのか?
-二酸化炭素は海中にも直接取り込まれ、降雨に溶け込み湖沼に...
*縄文海進 [#k460d697]
縄文海進(じょうもんかいしん)とは、縄文時代に日本で発生...
-縄文海進は、貝塚の存在から提唱されたものである。海岸線付...
-日本の気候は現在より温暖・湿潤で年平均で1~2℃気温が高か...
-この時期は最終氷期終了の後に起きた世界的に温暖化の時期に...
#ref(zyoumonn-kaishin.JPG)
-低緯度地域ではそれほど著しい気温変化は見られ無かったが、...
*気候変動の自然要因:ミランコビッチ理論 [#b69c0243]
10万年単位など長期の地球規模での大きな気候変化はどのよ...
-ミランコビッチ理論とは、太陽からの受光量が氷河期・間氷期...
--公転軌道の離心率(天体の軌道の円からのずれを表す指標)...
-国立極値研究所の観測結果は、[[ミランコビッチ理論を支持す...
--研究によれば、「過去4回のターミネーション(氷期から間...
--ミランコビッチは、北半球の高緯度地域における日射量が低...
-公転軌道の変化:現在の公転軌道は円に近いが、周期的に円軌...
-地軸の傾斜角:地軸は、24.5 度~22.1 度の間を4万1千年周...
-歳差運動:公道軌道面に対する自転軸の向きが変化する(コマ...
*約1万1千年前の急激な寒冷化:ヤンガードリアス期 [#t2515...
気温が上昇した間氷期にあって北半球の高緯度地帯では、10...
-急激な変化は、「深層海流」と呼ばれる地球規模の熱エネルギ...
-メキシコ湾流が冷たく乾いた北極の大気によって、水温が下が...
-原因:氷河が融けてできた五大湖付近の超巨大真水湖が決壊し...
*寒冷期の民族移動 [#e3c6904b]
-海外
--紀元前1500年頃 アーリア人のインド侵入
--紀元前1200年頃 ドーリア人の地中海侵入
--紀元前~300年頃 匈奴の南進・西進 秦・漢の時代
-- 西暦400年頃 ゲルマン民族の大移動
-日本
--縄文から古墳時代にかけて、大陸からの人口移動があった。...
--天明(1782~87),天保(1833~39)の大凶作。...
*温暖化とCO2:R.F.Keelingの研究 [#g36f47c3]
-気温の上がった半年~1年後にCO2が増えている事実から、...
-表層水の温度は太陽活動と地球の受光能で決まるので、北極圏...
-ヘンリーの法則:CO2などの海水への溶解度は、温度の上昇に...
*熱収支・物質収支 [#bd2b76cc]
-受光量と放熱量の収支が重要である。
--ミランコビッチ理論のように、地球の受光量の変化に着目す...
--放熱量は対流圏上空のマイナス23℃で宇宙に放熱する量であ...
-大気汚染や噴火による受光量の減少
--大気汚染は、地表に届く太陽光を少なくするので,寒冷化を...
--1970年代では、大気汚染による受光量の減少で寒冷化が...
--1991年のピナツボ火山の噴火により,微粒子が成層圏に...
-光合成
--表層水が冷たい高緯度地帯では、表層水に供給された炭素化...
--水温20度Cと0℃では、CO2の溶解度は倍も異なる。(ヘンリ...
#ref(Youkaido.JPG)
*地球の大気の組成の変化:大気の物質収支は安定的か? [#r69...
地球に海が安定して存在したのは、約40億年前であった。その...
-海ができることで、大気中のCO2が水に溶けた。そして大気中...
--大気中の二酸化炭素は海に溶け,カルシウムイオンと反応し...
--地球の水は、地球を形成する材料となった微惑星の中に、水...
-38億年前のあたりで、光合成が始まった。酸素の登場である。...
6CO2 + 6H2O → C6H12O6 + 6O2
-- 最も古い化石は,35億年前のラン細菌(シアノバクテリア)と...
-石炭紀など、大量の植物遺体の生成期に、酸素が増加した。
-16億年前まで、海水中に岩石から溶脱してとけ込んでいる二価...
-4億年頃前から、酸素濃度が安定してきた。光合成によって大...
-大気中の酸素濃度は一定ではないが、光合成やバクテリアによ...
-つい最近になって、といっても産業革命以後、化石燃料の消費...
-惑星の大気組成;単位%
#ref(Air.JPG)
地球だけが海をもち,大気中の二酸化炭素が多量に水に溶け,...
*可能性(likelihood)の表現 [#z1997b33]
成果または結果の可能性の評価と示すため、専門家の判断に基...
発生確率>99%:「ほぼ確実である」(virtually certain)
>95%:「可能性が極めて高い」(extremely likely)
>90%:「可能性がかなり高い」(very likely)
>66%:「可能性が高い」(likely)
>50%:「どちらかと言えば」(more likely than not)
<33%:「可能性が低い」(unlikely)
<10%:「可能性がかなり低い」(very unlikely)
<5%:「可能性が極めて低い」(extremely unlikely)
終了行:
*気候変動に関する政府間パネル(IPCC) [#y8b66bf1]
IPCC(Intergovernmental Panel on Climate Change、IPCC)と...
-温暖化:もっとも信頼できる見積もりによると、地球表層気温...
-1万年前から表層温度は低下してきたが、産業革命以降、上昇...
#ref(temperature.JPG)
*気候最適期 [#u3b50ab9]
7千年~5千年前ころ、現在よりも気温が2~3℃高い温暖な気...
-この時期には 熱帯収束帯が北上していたこと, モンスーン活...
--アフリカからアラビア半島,中近東および中国大陸は,現在よ...
--また,サハラは草原で覆われていたらしく,サハラ砂漠に狩猟...
--古代エジプトにおいてはナイル河が氾濫を繰り返すほど多雨...
--日本ではこの温暖な時期を縄文海進とよんでいる。北海道か...
-医学研究によれば、高温低湿の気候が人間の身体に最適で、低...
*氷河期と間氷期:現在は間氷期 [#ga330253]
氷期(氷河期)地球には、過去何度も氷期が訪れており、比較...
-直近のヴュルム氷期(7万年~1万8千年前)の海面は、今よ...
*南極の氷床コアによる過去40万年間の気温、二酸化炭素濃度、...
-42万年の間に4回の周期性をもつ変動が観測されている。コ...
--この10万年の周期から、現在は間氷期にあり、これから寒...
#ref(CO2-temperature.JPG)
*温暖化の報告 [#x1aa2ed4]
-自然科学的根拠:人間による化石燃料の使用が地球温暖化の主...
--二酸化炭素の増加は、主に人間による化石燃料の使用が原因...
--二酸化炭素は、人為起源の温室効果ガスの中で、最も影響が...
--1750年以降の人間による活動が、地球温暖化の効果(正の放...
-直接観測の結果
--1906年~2005年の気温上昇幅は0.74℃である。1956~2005年の...
--平均海洋温度は、少なくとも水深3000mまでは上昇している。...
--20世紀中の海面上昇量は0.17(0.12~0.22)mと推定される。こ...
--約12万5千年前、現在よりも遙かに気温の高かった時代、両極...
-気候変化の予測結果
--今後20年間の気温の上昇ペースは10年当たり約0.2℃と予想さ...
--世紀末における平均気温の上昇幅の予測結果は、今後の人為...
--海面の上昇量の予測結果は、今世紀末において18~59cmと予...
--温暖化により、陸域と海域における二酸化炭素の吸収量が減...
-将来の影響に関する現時点での知見
--生態系 :陸域の生態系による炭素の吸収量は今世紀半ばに飽...
--1.5~2.5℃の平均気温上昇により、約20~30%の種の動植物が...
-長期的な大規模な変化
--1~4℃の平均気温上昇により、数世紀または数千年の間に4~6...
--炭素1トン当たりの社会的コスト(social cost of carbon:SCC...
*温室効果ガス [#z5003c1a]
炭素循環全体を見ると、毎年約2,100億トンの二酸化炭素が自然...
-温暖化の研究ではコンピュータモデルを用いた気候研究が行わ...
--温室効果モデルによれば地上よりも対流圏中層の気温が上が...
--年間排出総量の1%から2%が増加していることになるが本...
--観測地点の選定や都市化の影響等を受けた近年の気温測定に...
-大気中の濃度は、1750年の産業革命が始まってから、二酸化炭...
--ならば何故、縄文時代の海面上昇は、あれほど高かったのか?
-二酸化炭素は海中にも直接取り込まれ、降雨に溶け込み湖沼に...
*縄文海進 [#k460d697]
縄文海進(じょうもんかいしん)とは、縄文時代に日本で発生...
-縄文海進は、貝塚の存在から提唱されたものである。海岸線付...
-日本の気候は現在より温暖・湿潤で年平均で1~2℃気温が高か...
-この時期は最終氷期終了の後に起きた世界的に温暖化の時期に...
#ref(zyoumonn-kaishin.JPG)
-低緯度地域ではそれほど著しい気温変化は見られ無かったが、...
*気候変動の自然要因:ミランコビッチ理論 [#b69c0243]
10万年単位など長期の地球規模での大きな気候変化はどのよ...
-ミランコビッチ理論とは、太陽からの受光量が氷河期・間氷期...
--公転軌道の離心率(天体の軌道の円からのずれを表す指標)...
-国立極値研究所の観測結果は、[[ミランコビッチ理論を支持す...
--研究によれば、「過去4回のターミネーション(氷期から間...
--ミランコビッチは、北半球の高緯度地域における日射量が低...
-公転軌道の変化:現在の公転軌道は円に近いが、周期的に円軌...
-地軸の傾斜角:地軸は、24.5 度~22.1 度の間を4万1千年周...
-歳差運動:公道軌道面に対する自転軸の向きが変化する(コマ...
*約1万1千年前の急激な寒冷化:ヤンガードリアス期 [#t2515...
気温が上昇した間氷期にあって北半球の高緯度地帯では、10...
-急激な変化は、「深層海流」と呼ばれる地球規模の熱エネルギ...
-メキシコ湾流が冷たく乾いた北極の大気によって、水温が下が...
-原因:氷河が融けてできた五大湖付近の超巨大真水湖が決壊し...
*寒冷期の民族移動 [#e3c6904b]
-海外
--紀元前1500年頃 アーリア人のインド侵入
--紀元前1200年頃 ドーリア人の地中海侵入
--紀元前~300年頃 匈奴の南進・西進 秦・漢の時代
-- 西暦400年頃 ゲルマン民族の大移動
-日本
--縄文から古墳時代にかけて、大陸からの人口移動があった。...
--天明(1782~87),天保(1833~39)の大凶作。...
*温暖化とCO2:R.F.Keelingの研究 [#g36f47c3]
-気温の上がった半年~1年後にCO2が増えている事実から、...
-表層水の温度は太陽活動と地球の受光能で決まるので、北極圏...
-ヘンリーの法則:CO2などの海水への溶解度は、温度の上昇に...
*熱収支・物質収支 [#bd2b76cc]
-受光量と放熱量の収支が重要である。
--ミランコビッチ理論のように、地球の受光量の変化に着目す...
--放熱量は対流圏上空のマイナス23℃で宇宙に放熱する量であ...
-大気汚染や噴火による受光量の減少
--大気汚染は、地表に届く太陽光を少なくするので,寒冷化を...
--1970年代では、大気汚染による受光量の減少で寒冷化が...
--1991年のピナツボ火山の噴火により,微粒子が成層圏に...
-光合成
--表層水が冷たい高緯度地帯では、表層水に供給された炭素化...
--水温20度Cと0℃では、CO2の溶解度は倍も異なる。(ヘンリ...
#ref(Youkaido.JPG)
*地球の大気の組成の変化:大気の物質収支は安定的か? [#r69...
地球に海が安定して存在したのは、約40億年前であった。その...
-海ができることで、大気中のCO2が水に溶けた。そして大気中...
--大気中の二酸化炭素は海に溶け,カルシウムイオンと反応し...
--地球の水は、地球を形成する材料となった微惑星の中に、水...
-38億年前のあたりで、光合成が始まった。酸素の登場である。...
6CO2 + 6H2O → C6H12O6 + 6O2
-- 最も古い化石は,35億年前のラン細菌(シアノバクテリア)と...
-石炭紀など、大量の植物遺体の生成期に、酸素が増加した。
-16億年前まで、海水中に岩石から溶脱してとけ込んでいる二価...
-4億年頃前から、酸素濃度が安定してきた。光合成によって大...
-大気中の酸素濃度は一定ではないが、光合成やバクテリアによ...
-つい最近になって、といっても産業革命以後、化石燃料の消費...
-惑星の大気組成;単位%
#ref(Air.JPG)
地球だけが海をもち,大気中の二酸化炭素が多量に水に溶け,...
*可能性(likelihood)の表現 [#z1997b33]
成果または結果の可能性の評価と示すため、専門家の判断に基...
発生確率>99%:「ほぼ確実である」(virtually certain)
>95%:「可能性が極めて高い」(extremely likely)
>90%:「可能性がかなり高い」(very likely)
>66%:「可能性が高い」(likely)
>50%:「どちらかと言えば」(more likely than not)
<33%:「可能性が低い」(unlikely)
<10%:「可能性がかなり低い」(very unlikely)
<5%:「可能性が極めて低い」(extremely unlikely)
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